和室でおしゃれな一人暮らし!和モダンなオトナ空間をデザインしよう!
和室と洋室。賃貸アパートにおいて人気なのは洋室だ。
フローリングは掃除が楽だし、清潔感がある。汚れもつきにくい。
逆に和室は畳のため、へこみやすいし掃除が大変。そして古臭いイメージを抱きやすく敬遠されがちだ。
しかし、フローリングに敷いて使うユニット畳や置き畳が登場し、さらに畳風枕や畳クッションなど、日本人は畳や和のデザインが大好きである。
ケアが大変、古くさいということなかれ。オシャレな和室で一人暮らしを満喫しよう!
和室の魅力
一般的に、和室は洋室に比べ防音性が高く、日本の気候にマッチしていて室温調整がしやすいとされている。
また、畳は柔らかいため、裸足で歩いても直で寝ころんでも体になじむ。
どことなく懐かしさや、安心感を感じるのはDNAレベルで日本人と畳が深い関係で結ばれているからだと思う。
和室をそのまま楽しむのも良いが、せっかくだから自分だけのアレンジを加え、より魅力的な空間にしよう。
【スタイリッシュな和モダンスタイル】
"和モダン"という言葉をご存じだろうか?
「和風モダン」の略称だが、日本の伝統である畳や襖、瓦など和風テイストを残しつつ欧風のモダンなスタイルを同時に追求した
懐かしさと新しさ、温もりと爽やかさを同時に追求したスタイルのことである。
【和と洋のコラボ。あえて洋物家具を使ってみよう】
たとえば、和室の畳の部屋にあえて幾何学模様のラグを中央に置くのはいかがだろうか?
洋風チェアに低めのテーブルと、ローベッドを置く。
ラグの下から見える畳が、洋風の家具たちと組み合わさることでエキゾチックの中に佇む"和"を際立たせる。
照明で浪漫溢れる空間に
かの有名な夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と翻訳した。
直接的ではなく、日本人は間接的で情緒豊かな表現に和の心と雅な美しさを感じる。
LEDのように明るい照明が現代では好まれているが、和室ではあえてぼんやりとした
温もりのある優しい照明を楽しむのが粋ではないだろうか。
通常の明るい照明はもちろん必要だが、たまにはすべてを照らす白熱灯やLEDでは表せない、
和室で映える情緒的な間接照明の中、贅沢な一人時間を過ごすのもお洒落な大人の和室の楽しみ方だろう。
和室に似合う家具選びのポイント
さて、肝心の和室に合う家具の選び方だが、注意点とポイントが2つある。
1つが家具の材質選び。2つ目が畳を傷つかせないようにすることだ。
①和室とマッチするのはやっぱり木製!
和室の最大のポイントは自然との相性である。
日本建築は木の文化と言われるように、和室や畳には木製の家具が良く似合う。
プラスチック製やスチール製の家具も耐久性や軽さが魅力的で悪くはないが、
部屋全体のイメージに統一感を出したいのならば、プラスチック製でも表面が
木目で飾られたデザインのものや、ショッキングな色より優しいナチュラルテイストな
色合いのものがオススメだ。
②家具を設置する時は足元注意!畳をへこませない準備
畳は重い家具を乗せるとへこんでしまうのが難点だ。
しかし、それを防ぐための技が無いこともない。
それは家具の脚に「耐震マット」を使うことだ。
家具自体の重さや、同じ場所での使用期間でも左右されるだろうが、
畳への負荷を軽減することができる。家具を設置する前にぜひ、用意していただきたい。
まとめ
現在、フローリングマットもユニット畳も普及し、和室も洋室も簡単にアレンジできるようになった。
和室でなくても畳のマットを使えば一日だけでも「なんちゃって和室」ができるし、逆に「洋室風の和室」もできる。
今回書いたのは和室向けのインテリア提案だが、もしもあなたが洋室に住んでいて「和室っていいなぁ」と
少しでも思ったのであれば、ぜひ試してみてほしい。
一人暮らしの部屋は自分だけの城。和室も洋室も自分次第で古臭くもスタイリッシュにもデザインできるのだ。